フォーラム一覧 › フォーラム一覧 › ◆準1級アドバンス講座 › 2018年準1級2月課題 › 2月課題 「花」森村先生 小倉 祐子
-
投稿者投稿
-
2018年2月4日 11:32 pm #781
ケンプ先生
初めまして。
お花と雑貨、洋服などを販売するお店をしております、小倉祐子と申します。
準一級での初投稿となります。
不慣れでご迷惑をお掛けする点多々あるかと思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。
お店ではフラワーアレンジメントの教室も行っておりまして、
今回は初心者の方にも楽しんで頂けそうなアレンジのご紹介をさせて頂きます。
どこまで詳しく説明をしたらよいのか迷いました。
写真も多くなってしまい、まとまりがないのでは・・・と少々心配しながらですが
投稿させて頂きます。
「お部屋で楽しむ、球根植物を仲間にした寄せ植え風アレンジメント」
【写真①】
寒い毎日が続く2月ですが、立春を迎え、
気持ちは少しずつ春へと向かいますね。今の時期、花屋さんは春を感じるお花達で溢れています。
まるで、「春はもうそこまで来ているのよ~」とおしゃべりしているかのように。
そんな春のお花をおうちに連れ帰って、春を先取りして楽しみましょう。
今回は球根植物と切り花を組み合わせた春らしい寄せ植え風アレンジメントをご紹介します。まずはお花のセレクトから。
【写真②】今の季節にしかお目にかかれない、春のお花の中からセレクトしてみましょう。
≪花材≫
・球根付きのヒヤシンス (苗ポットのものを使用)
・球根付きのムスカリ(苗ポットのものを使用)
・水仙
・スィートピー
・アネモネ
・ラナンキュラス
・苔 (器の表面を覆える位)*本数は器の大きさに応じて用意します。今回は切り花は1本ずつ、ヒヤシンスとムスカリは2本使いました。
≪その他材料、道具など≫
・器(5㎝程度の深さ、直径20㎝程度、四角でもOK。)
・フローラルフォーム(洗面器などに水を張り、フローラルフォームを浮かべるようにしてお水を吸わせます。お水を含みながら自然に沈んだらOKです)
・小石(拾ったもので十分です。洗面器に半分程度適宜、きれいに洗っておきます)・花切りハサミ
・フローラルフォームをカットするナイフ
・お水を汲んだ洗面器又はバケツ
[step1]苗ポットから球根のお花を抜いて土を払い、きれいに根っこを洗い流します。
【写真③】ポットの中は、こんな風に球根の根っこがびっしりと回っています。
底の方の根っこから指で優しくほぐすようにしていくと無理なく一つ一つに分けていくことができます。
あまり強引に引き裂くと根を痛めますが、少しくらい根っこが切れても気にしなくて大丈夫です。
土を大体払ったら、さらに洗面器やバケツに張ったお水の中で洗うときれいになります。
(冬のお水は冷たいので、ぬるま湯で洗うのがお勧めです)球根付きを使うのは、ヒヤシンスもムスカリも球根がついたままの方が花持ちがよく、枯れてしまった後も、お庭やベランダのプランターなどに植えて、翌年も楽しめるから。
また球根が表面に出るようにあしらうことで、アレンジにお庭のような雰囲気を出すことができます。
[step2]お花のレイアウトを決め、器にフローラルフォームなをセットします。
折角の球根の部分が目に留まるよう配置したいので、
今回はヒヤシンスを右手前寄り、ムスカリを左手前寄りに配置します。
なので、オアシスは器の後ろ寄りにセット、そこに切り花を挿します。
(下の画像参照)今回器は深さが5㎝程度で直径が20㎝程度のものを使用します。
器に防水性がない場合(紙箱やかご等)には、フローラルフォームと器の間に透明のセロハンを敷きこんで使います。【写真④】
器の高さより1~1.5㎝程低めになる厚みでカットしたフローラルフォームを、切り花を入れる位置にセットします。
今回はフローラルフォームを厚み4㎝、縦横10㎝角程度にカットしました。
ナイフなどで簡単にカットできるので、器のサイズに合わせて調整して下さいね。
球根のサイズに合わせて、写真のように角をカットしておくと球根が入れやすくなります。球根はオアシスと器の隙間に配置します。
その部分には、庭などで拾ってきた石を敷きました。
(お庭に見当たらない場合は、お散歩がてら公園などへGO!)
球根はお水にたくさん浸り過ぎると腐ってしまうことがあるので、
下に石を敷くといいです。
ムスカリは球根のサイズが小さいので、ヒヤシンスの方に敷いた所よりも底上げする感じで石を多めに敷いて、仕上がりの高さが揃うようにします。
ヒヤシンスとムスカリはこの場所で水栽培するようなイメージです。[step3]器に球根を入れていきます。
【写真⑤】球根からは根っこがたくさん出ていると思います。これをくるくるっと畳むようにしてから器へ入れます。
ムスカリも同じように入れて下さいね。【写真⑥】
置いただけでは球根がぐらぐらしてしまうので、小石を足して支えます。
[step4]切り花を挿していきます。
【写真⑦】お庭やプランターに咲いているお花を再現するようなイメージで活けていきます。
フローラルフォームの表面を広く使って、お花とお花の間隔を空けます。
フローラルフォームに対して垂直に挿していくと地面から生えてきている感じがでますよ。[手順6]
表面に苔を乗せていきます。【写真⑧】
空いているスペースに合わせてちぎりながら乗せていきます。
真ん中の方もお忘れなく。込み合った所は、より小さめにちぎって入れると入れやすいです。[手順7]
.これだけでも春らしいアレンジですが、さらに・・・、
【写真⑨】グリーンの草花や枝ものを脇役で入れると、より春らしくなります。
今回は、「あおもじ」(写真右よりの粒々がついたもの)の小枝を使いますが、なずな、ブプレウムなど華奢なイメージのものを選ぶのがお勧めです。【写真⑩】
短く入れていくことで、ニョキニョキ生えてきている芽吹きの感じがでます。
最後に苔が全体に敷けているか確認し、お水を器の3分の1程入れたら出来上がり!
(入れすぎに注意しましょう。球根が腐りやすくなります)
さぁ、お部屋のどこへ飾りましょう。【写真⑪】
器の中に時々お水を足して明るい場所で管理します。
温かいお部屋に飾ると球根の開花は早く、ひんやりした玄関などに飾るとゆっくり咲きます。苔の部分には時々霧吹きをし、みずみずしさを保つようにして下さいね。苔で表面をカバーする手法は、少ない花材でもまとめることができてお勧めです。
すぐそこまで近づいている春に思いを馳せながら、お部屋で小さな春を楽しんでみて下さいね。
おわり
今回は、最初に撮影したものを確認してから取り直したい所が何か所もあり、何日もかけて何度も撮り直しました。
お花が被写体なので、日々変化がありまして・・・、その辺り苦労しました。
明るさや光の感じもその時々で変わりやすく(急に曇ってきたり、お天気が悪い日も多く)画処理もしましたがこの点も苦労しました。
また、説明文においても、初心者の方にも解りやすく・・・と思い何度も修正を入れて仕上げましたが、自分では解っていることも、誰にでも解りやすく文章で伝えるというのがなかなか難しく、こちらにもすごく時間を費やしました。
苦労しましたが、何とか準一級初回の投稿ができ、今は嬉しいです^^
ご指導宜しくお願い致します!
-
2018年2月6日 10:39 pm #812
小倉さま
初めまして。フォーラム担当のケンプと申します。
小倉さまのお写真がより素敵になりますように
お手伝いさせていただきます。お花と雑貨、お洋服のお店をされているのですね。
素敵な雰囲気が伝わってきます。流れはバッチリですので
細かいところ見ていきますね。<1枚目>
主役のお花を引き立てるように脇役たちが
主役の方を指しているの、とてもいいですね。
ともするとやりすぎになってしまうのですが、
いい感じだと思います。OKです。
<2枚目>
材料カットがとても華やかです!
それぞれのお花の置き方も、
トレイを効果的に使われたのも
とっても上手にできています。OKです。
<3枚目>
さりげなく、紙を下に入れているの
いいですね。
根っこの説明がよく分かるカットです。
OKです。<4枚目>
こいしの説明がワンポイント入って
わかりやすいですね。
右からお花がうんうんとお話を聞いてるようで
とても可愛らしくまとまっています。OKです。
<5枚目>
くるくるした感じがパスタみたいですね。
こんな風に丸めるのですね。
とっても伝わりやすいと思います。ピントが根っこにもうちょっと来てもいいかな。
ピントをオアシスの手前に合わせてタイマーされていると思うので、
根っこをそのオアシスの真上にぴちっと合わせられると
ピントがしっかり来ます。
(多分そうされてると思うのですが、
なかなか難しいですよね〜。)でもかなり綺麗にできているので今回はOKです。
<6枚目>
わかりやすいです。
OKです。<7枚目>
きれいです。
OKです。<8枚目>
しっかり手元にピントが合っていますね◎
OKです。<9枚目>
可憐なお花ですね。
きれいです。
OKです。<10枚目>
きれいです♫
あおもじがすぐ後ろの茎と一直線に重なってしまったのが
ちょっともったいなかったかしら。
ニョキニョキを説明するために上を切ったのは正解です!OKです。
<11枚目>
最後もきれいにまとめられましたね!
黄色、ピンク、紫、そして散りばめられた水色が
効いていますね。
OKです。11枚もの対策ですが、隅々まで気を配られていて、
とても素晴らしい仕上がりです。
来月も楽しみにしています。ケンプ
-
投稿者投稿
このトピックに返信するにはログインが必要です。