フォーラム一覧 › フォーラム一覧 › ◆1級インストラクター講座 › 2018年1級インスト10月課題 › 10月「イベント」今井須美子
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2018年10月21日 9:26 pm #4922
平原先生
8月の、1級初めての投稿の添削、ありがとうございました。大変勉強になりました。
結局、御礼も申さず失礼いたしました。また、9月は投稿できませんでした。
今月は、行楽・行事・イベントをテーマに選びました。
このような題材で取り組むことをためらいましたが、投稿してみないと何が悪いのかもわからないと思い、思い切って挑戦します。
よろしくお願いします。
「菩提寺宿坊吉祥閣に泊まって、恐山体験!」
皆様は、恐山に行ったことがありますか?
今回、母の田舎を訪れた際に、思い切って足を伸ばして、下北半島にある恐山まで行き、菩提寺の宿坊に泊まる体験をしましたので、お伝えいたします。
画像1
宇曽利山湖(菩提寺の案内には、宇曽利湖と書いてあります)恐山に初めて行ってきました。
おどろおどろしいイメージを持ちますが、思ったより怖い感じもなく
むしろ、神秘的で清々しささえ感じる場所でした。
その時のお心持ちも影響するかもしれません。
画像2
Googlemap より
八戸まで新幹線で行き、そこでレンタカーを借りて、途中、祖母の墓参りや親戚の家を訪問後、米軍基地のある三沢から下北半島に向かいました。
恐山は、標高878mの場所にあります。
私が、車でよく行く箱根神社の標高が767mですので、それよりも約100m高い事になりますね。
画像3
「三途の川の橋」と「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像
菩提寺に到着する前に、
「三途の川の橋」と「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像が出迎えてくれます。
この辺りから、硫黄の匂いが鼻をついてきます。
画像4
「衣領樹(えりょうじゅ)」と三途の川の橋
三途の川の橋は、通行禁止でわたる事は出来ませんでした。
左側の木が「衣領樹(えりょうじゅ)」と言われる柳です。
画像5
「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像脱衣婆さんが、死んだ人の服を剥ぎ取り、懸衣翁さんに渡し、かたわらの柳「衣領樹(えりょうじゅ)」(画像4)の枝にかけて、その枝の垂れ具合で生前の悪業の軽重を推量するそうです。
ん~、こういうお話は怖いですね。
画像6
総門右手に受付があり、入山料500円を支払って、入ります。
画像7
本殿の山門
画像8
山門を通って、本尊安置地蔵殿に向かいます。
参拝の所要時間は最短で40分ということですが、やはり1時間は必要だなと思いました。
画像9
奥の院からの景色
奥の院まで登って行くと、緑の葉が繁っている樹々を目にすることができます。
画像10
全景
奥の院から下ってきたところです。
画像11
大師堂
大師堂に供えられた風車
火山岩と思われる無彩色の石や岩と、カラフルなプラスチック製の風車の異質な取り合わせが、よりおどろおどろしさを醸し出しているのだと感じました。
画像12
極楽浜 宇曽利山湖 湖畔
波打ち際は美しい白砂で、宇曽利山湖はとても幻想的な美しい湖です。
いつまでも佇んでいたくなる場所です。
思わず、湖に向かって、亡くなった祖母、父、親しい友人の名前を呼んでしまいました。
気のせいか、急に風が強く吹いて、応えてもらったような気がしました。
画像13
宿坊吉祥閣
残念ながら、館内は撮影不可とのことでした。
お部屋は、12畳の和室です。
お部屋には、お風呂はありません。
テレビもなく、インターネットは圏外でした。
ラウンジの場所で他のお客様の携帯電話が鳴って、ここは通じるんだとちょっと驚きました。
飲み物も、お菓子とか食べ物も何も持たずに入ってしまったので、途中の道の駅で、何か買ってくればよかったと後悔しました。
夕食前に、宿泊客しか入ることの出来ない内湯に行きました。
箱根の硫黄泉にはよく行くのですが、箱根よりも濃厚な硫黄泉で、とてもいいお湯でした。
この日の宿泊客は私たちを含めて、7組ほどでした。
館内も硫黄の匂いが満ち溢れていました。
画像14
夕食
食事の撮影は、なぜかOKでした。
言わずと知れた精進料理。美味しかったです。
もちろん、お酒やジュースなどの飲み物はありません。
ご飯のお代わりは自由でした。
たくさん歩いて運動したので、お腹が空いて、もちろん、お代わりしました!
夕食後に、その日の宿直の和尚様から、NHK特集で放映された恐山のビデオを観ることを勧められ、希望者のみラウンジで鑑賞会となりました。
このビデオの中には、イタコさんについては触れられていませんでした。
お部屋にあった本によると、恐山菩提寺とイタコさんとは何の関係もないそうです。
場所だけお貸ししているようです。
そして、イタコさんも毎日いる訳ではなく、
7月の大祭典(7月20日~7月24日)と、秋まつり(10月の体育の日を最終日とする3日間(土、日、月))の年に2回、
テントを張って営業するのだそうです。
知らなかった・・・
和尚様からの興味深いお話は、閉山の時には、電化製品はすべて撤去して山から降ろすそうです。
というのは、硫黄が詰まって壊れてしまうのだそうです。
掃除機は、1ヶ月でダメになるというお話でした。
部屋にテレビがなかった理由はこれか・・・と思いました。
硫黄臭、これ本当にバカになりません。
ビデオ鑑賞の後、もう一度お風呂に入りに行きました。
外風呂に行くのならと、懐中電灯を借りて、まず境内の中にある外風呂に弟と行きました。
女湯が2つと男湯と分かれています。
吉祥閣の敷地内に、混浴風呂の外風呂があります。
行きませんでしたが。
標高が高いところなので、夜の空気はとても澄んでいて、星空がとても綺麗でした。
私のカメラ技術では星空撮影は不可能なので、ご紹介できないのがとても残念です。
同行者の弟は、天の川を見たと言っていました。
外風呂は、掘っ建て小屋の感じで、一人で入るのは勇気がいりましたが、
少しぬるめの柔らかいお湯でした。
あいにく昼間、男性職員さんが女湯で作業をしていたので、写真を撮ることができませんでした。
夜間、あまりの硫黄の臭いの強さと、弟のいびきでよく眠れませんでした。
画像15
日の出
6時半から本尊安置地蔵殿でお経をあげるので、参集するようにとのご指示でしたから、
弟と5時起きして、朝の散歩をしてきました。
夜の澄み切った空気とまた違う清々しさを感じました。
清々しさを満喫した後、
また内風呂に入りに行きました。
身も心も清められた感じがしました。
6時半からの本尊安置地蔵殿でのお経は、宿泊客の為にあげてくださる特別なお経でした。
ちょっと感激!
早朝からお寺でお経のお務めに参加したのは、初めての体験でした。
その後、場所を変えて本堂に移り、ここで宿泊客のご先祖さまにお経をあげてくださいました。
ここで、疑問が。
地蔵殿では、般若心経だったのに本堂では、南無妙法蓮華経だったことです。
帰りの新幹線の時間から、和尚様にお伺いすることができず帰路についてしまったのが残念でした。
画像16
朝食
7時半から、全員で食堂でいただきます。
夕食もそうでしたが、
食前に「食事五観」の言葉を宿泊客全員で読み上げ、
食後も必ず、全員でご挨拶をして終わりになります。
新幹線の時間に間に合わないことを事前に申し出ていたので、
私たちは、お先に失礼させていただく事をみなさまに告げて、出発しました。
画像17
途中の道で撮影した風力発電の風車画像18
下北の景色です。画像19
お箸は持ち帰りました。
恐山の開山は、毎年5月1日から10月31日です。
今年は、そろそろ終わってしまいますが、来年に向けて計画されても良いかもしれません。
宿泊は、一人一泊二食で¥12,000
予約は、電話のみです。
詳しくは、こちらをご参照ください。
http://mutsu-kanko.jp/guide/osorezan_annai.html
精進料理と強い硫黄の臭いをご承知の上で、お出かけください。
温泉は、とても良い温泉でした。
また、お部屋と食堂に名札が掲示されます。これも驚きました。
恐山菩提寺に宿坊があることを、偶然知り、
高齢の叔父たちを訪ねることと、23年ぶりの祖母のお墓まいりをすることを目的に出かけましたが、めったに行くことが出来ない東北の旅、思い切って、恐山まで足を伸ばして、良かったと思いました。
以上です。
よろしくお願いします。
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2018年10月24日 7:29 pm #4975
こんにちは!
恐山の宿坊体験
読み応えのある大作ですね。
なかなか体験する機会も無いため
参考になる方も多いのではないでしょうか。基本的にロケの物は
撮り直しできないので
お写真的にはこちらでokですが
ちょっと直していただきたいのは
7枚目。
せっかくの門が曲がってみえるので
画像処理でまっすぐみえるように調整してくださいね。あとロケの場合
どうしてもメインとなる場所の引きの写真になってしまいますが
そちらにつくまでのワクワクした気持ちをだせるような
工夫が見られると、さらに良かったかなと思います。たとえば灯篭や風車などは
それを主役とした寄りのお写真などが入ると
写真の種類にも変化が起きて
リズムも生まれてよかったなと思います。ロケの写真は
引きの写真だけでなく
寄りの写真もいくつか撮影しておくのが
ポイントです。次回、またお出かけ記事のときの
参考になさってくださいね。では7枚目を調整して
再度投稿してみてくださいね。
頑張ってくださいね!平原
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2018年10月25日 12:44 am #4983
平原先生
早速添削してくださり、ありがとうございました。
引きばかりで寄りの写真がないのは、帰って来てから自分も気がつきました。インパクト薄いですが寄りと思える写真が1枚ありましたので、12枚目に追加してみました。
また、山門の水平直してみました。
よろしくお願いします。
「菩提寺宿坊吉祥閣に泊まって、恐山体験!」
皆様は、恐山に行ったことがありますか?
今回、母の田舎を訪れた際に、思い切って足を伸ばして、下北半島にある恐山まで行き、菩提寺の宿坊に泊まる体験をしましたので、お伝えいたします。
画像1
宇曽利山湖(菩提寺の案内には、宇曽利湖と書いてあります)恐山に初めて行ってきました。
おどろおどろしいイメージを持ちますが、思ったより怖い感じもなく
むしろ、神秘的で清々しささえ感じる場所でした。
その時のお心持ちも影響するかもしれません。
画像2
Googlemap より
八戸まで新幹線で行き、そこでレンタカーを借りて、途中、祖母の墓参りや親戚の家を訪問後、米軍基地のある三沢から下北半島に向かいました。
恐山は、標高878mの場所にあります。
私が、車でよく行く箱根神社の標高が767mですので、それよりも約100m高い事になりますね。
画像3
「三途の川の橋」と「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像
菩提寺に到着する前に、
「三途の川の橋」と「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像が出迎えてくれます。
この辺りから、硫黄の匂いが鼻をついてきます。
画像4
「衣領樹(えりょうじゅ)」と三途の川の橋
三途の川の橋は、通行禁止でわたる事は出来ませんでした。
左側の木が「衣領樹(えりょうじゅ)」と言われる柳です。
画像5
「脱衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)」の像脱衣婆さんが、死んだ人の服を剥ぎ取り、懸衣翁さんに渡し、かたわらの柳「衣領樹(えりょうじゅ)」(画像4)の枝にかけて、その枝の垂れ具合で生前の悪業の軽重を推量するそうです。
ん~、こういうお話は怖いですね。
画像6
総門
右手に受付があり、入山料500円を支払って、入ります。
画像7
本殿の山門画像8
山門を通って、本尊安置地蔵殿に向かいます。
参拝の所要時間は最短で40分ということですが、やはり1時間は必要だなと思いました。
画像9
奥の院からの景色
奥の院まで登って行くと、緑の葉が繁っている樹々を目にすることができます。
画像10
全景
奥の院から下ってきたところです。
画像11
大師堂
大師堂に供えられた風車
火山岩と思われる無彩色の石や岩と、カラフルなプラスチック製の風車の異質な取り合わせが、よりおどろおどろしさを醸し出しているのだと感じました。
画像12
明治40年下北郡大湊町で生まれた歌人 本山栄一 の歌碑
詠んだ歌が刻まれています。
画像13
極楽浜 宇曽利山湖 湖畔
波打ち際は美しい白砂で、宇曽利山湖はとても幻想的な美しい湖です。
いつまでも佇んでいたくなる場所です。
思わず、湖に向かって、亡くなった祖母、父、親しい友人の名前を呼んでしまいました。
気のせいか、急に風が強く吹いて、応えてもらったような気がしました。
画像14
宿坊吉祥閣
残念ながら、館内は撮影不可とのことでした。
お部屋は、12畳の和室です。
お部屋には、お風呂はありません。
テレビもなく、インターネットは圏外でした。
ラウンジの場所で他のお客様の携帯電話が鳴って、ここは通じるんだとちょっと驚きました。
飲み物も、お菓子とか食べ物も何も持たずに入ってしまったので、途中の道の駅で、何か買ってくればよかったと後悔しました。
夕食前に、宿泊客しか入ることの出来ない内湯に行きました。
箱根の硫黄泉にはよく行くのですが、箱根よりも濃厚な硫黄泉で、とてもいいお湯でした。
この日の宿泊客は私たちを含めて、7組ほどでした。
館内も硫黄の匂いが満ち溢れていました。
画像15
夕食
食事の撮影は、なぜかOKでした。
言わずと知れた精進料理。美味しかったです。
もちろん、お酒やジュースなどの飲み物はありません。
ご飯のお代わりは自由でした。
たくさん歩いて運動したので、お腹が空いて、もちろん、お代わりしました!
夕食後に、その日の宿直の和尚様から、NHK特集で放映された恐山のビデオを観ることを勧められ、希望者のみラウンジで鑑賞会となりました。
このビデオの中には、イタコさんについては触れられていませんでした。
お部屋にあった本によると、恐山菩提寺とイタコさんとは何の関係もないそうです。
場所だけお貸ししているようです。
そして、イタコさんも毎日いる訳ではなく、
7月の大祭典(7月20日~7月24日)と、秋まつり(10月の体育の日を最終日とする3日間(土、日、月))の年に2回、
テントを貼って営業するのだそうです。
知らなかった・・・
和尚様からの興味深いお話は、閉山の時には、電化製品はすべて撤去して山から降ろすそうです。
というのは、硫黄が詰まって壊れてしまうのだそうです。
掃除機は、1ヶ月でダメになるというお話でした。
部屋にテレビがなかった理由はこれか・・・と思いました。
硫黄臭、これ本当にバカになりません。
ビデオ鑑賞の後、もう一度お風呂に入りに行きました。
外風呂に行くのならと、懐中電灯を借りて、まず境内の中にある外風呂に同行者の弟と行きました。
女湯が2つと男湯と分かれています。
吉祥閣の敷地内に、混浴風呂の外風呂があります。
行きませんでしたが。
標高が高いところなので、夜の空気はとても澄んでいて、星空がとても綺麗でした。
私のカメラ技術では星空撮影は不可能なので、ご紹介できないのがとても残念です。
弟は、天の川を見たと言っていました。
外風呂は、掘っ建て小屋の感じで、一人で入るのは勇気がいりましたが、
少しぬるめの柔らかいお湯でした。
あいにく昼間、男性職員さんが女湯のところにいて写真を撮ることができませんでした。
夜間、あまりの硫黄の匂いの強さと、弟のいびきでよく眠れませんでした。
画像16
日の出
6時半から本尊安置地蔵殿でお経をあげるので、参集するようにとのご指示でしたから、弟と5時起きして、朝の散歩をしてきました。
夜の澄み切った空気とまた違う清々しさを感じました。
清々しさを満喫した後、
また内風呂に入りに行きました。
身も心も清められた感じがしました。
6時半からの本尊安置地蔵殿でのお経は、宿泊客の為にあげてくださる特別なお経でした。
ちょっと感激!
早朝からお寺の本堂でお経のお務めに参加したのは、初めての体験でした。
その後、場所を変えて本堂に移り、ここで宿泊客のご先祖さまにお経をあげてくださいました。
ここで、疑問が。
地蔵殿では、般若心経だったのに本堂では、南無妙法蓮華経だったことです。
帰りの新幹線の時間から、和尚様にお伺いすることができず帰路についてしまったのが残念でした。
画像17
朝食
7時半から、全員で食堂でいただきます。
夕食もそうでしたが、
食前に「食事五観」の言葉を宿泊客全員で読み上げ、
食後も必ず、全員でご挨拶をして終わりになります。
新幹線の時間に間に合わないことを事前に申し出ていたので、
私たちは、お先に失礼させていただく事をみなさまに告げて、出発しました。
画像18
途中の道で撮影した風力発電の風車画像19
下北の景色です。
画像20
お箸は持ち帰りました。
恐山の開山は、毎年5月1日から10月31日です。
今年は、そろそろ終わってしまいますが、来年に向けて計画されても良いかもしれません。
宿泊は、一人一泊二食で¥12,000
予約は、電話のみです。
詳しくは、こちらをご参照ください。
http://mutsu-kanko.jp/guide/osorezan_annai.html
精進料理と強い硫黄の臭いをご承知の上で、お出かけください。
恐山菩提寺に宿坊があることを、偶然知り、
高齢の叔父たちを訪ねることと、23年ぶりの祖母のお墓まいりをすることを目的に出かけましたが、めったに行くことが出来ない東北の旅、思い切って、恐山まで足を伸ばして、良かったと思いました。
以上です。
よろしくお願いします。
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2018年10月27日 3:42 pm #5035
こんにちは!
調整お疲れ様です!
寄りの写真が一枚でも入るとホッとしますね。
今回はこちらで完成でokです。
お疲れ様でした!
平原
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2018年10月28日 5:53 pm #5052
平原先生
ご指導ありがとうございました!
今後出かける時には、寄りの写真を工夫して撮影してきます。
ご指摘ありがとうございました。
今井須美子
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