フォーラム一覧 › フォーラム一覧 › ■通信2級講座 › 2020年通信2級1月課題 › 1月課題「自由課題」窪田先生 中瀬文香
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2020年1月9日 12:52 am #8998
初めて投稿させていただきます。
カメラの機能も良く分かっていない超初心者です。長崎県波佐見焼窯元のSNSとECショップを担当することになり、
写真を学びたいと思いお世話になることにしました。
よろしくお願いいたします。まずはECショップの写真を随時撮り直していきたいです。
https://www.yamashita-toen.com/今回2級の1回目の講義動画とフォーラムでの皆さんの作品(添削内容)をみただけでも写真の見方が変わり、
現在のECショップに使っている写真が恥ずかしくて恥ずかしくて、早く写真を差し替えたい気持ちでいっぱいです。今回課題に取り組んでみて、いろいろと疑問や質問が出てきました。
この場で質問させていただいていいのかどうか良く分からないのですが、質問NGでしたらご指摘ください。
質問1)ECショップのトップページは、各商品のシリーズ一覧があり、各シリーズをクリックすると、それぞれのアイテムの商品ページに飛ぶ構成になっています。
このトップページのシリーズ写真は、商品を並べるだけのシンプルな写真にして、
次の階層の各アイテムごとの写真は、食卓の風景とか物語を作ってスタイリングするような写真にするという方向で大丈夫でしょうか?
トップのシリーズ写真は、アイテムやカラー・柄物ものも沢山あり、どういう風に撮ったらいいのか良く分かりません。
シリーズの全アイテムを全部並べようとするからゴチャゴチャした感じになっているような気もします。
今回は、イッチンという技法を使って絵付けした「彩シリーズ」というシリーズ写真をとってみました。
このシリーズも形状も柄も商品ごとにマチマチなので、どういう風にとったらいいのか???
よろしくお願いいたします。質問2)今持っている三脚が小さくて(MAXの高さが100cm強)、ニトリの稼働テーブルに商品を並べて撮ろうとすると高さが足りない感じです。
新たに三脚を購入したいのですが、オススメのメーカーとか機種はありますでしょうか?
俯瞰撮影できる三脚を希望しています。質問3)今回、三脚の高さが足りなくて手で撮りました。
水平をとるためにグリッド線を表示する設定にして、液晶画面にはグリッド線が表示できたのですが、ファインダーを覗くとグリッド線は出ないのですね?(←初歩的でスミマセン)液晶を見ながら撮るのと、ファインダーを覗いて撮るのは、どちらがいいとかありますか?
見え方や明るさも違って見えて・・・どちらで撮るクセをつけたらいいでしょうか?
ホントに初歩的な質問でスミマセン。
よろしくお願いいたします。
中瀬文香
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2020年1月16日 9:56 pm #9020
中瀬文香さま
はじめまして 吉田と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。課題に取り組むといろんな気づきがありますね。
聴講では「なるほど」と思っても
実際にスタイリングし撮影すると
思うように手が動かなかったり。
そんな試行錯誤を繰り返しながら
少しずつ力をつけていってくださいね^^それではアドバイスです。
今回投稿されたお写真を拝見すると
シリーズの食器を大きく3つに分けています。それぞれのデザインを左・中央・右に配置しています。
これを横一列にするのではなく
さらに中央を前、左と右を後ろと
前後差を付けることで奥行き感を出しています。左端と右端は高いアイテムを置き、
中央に向けて低くしています。三角形構図で安定感があります。
そして目線を取る赤の食器を中心に置くなど
よく工夫されていると思いました。今回はこちらでOKです^^
以下は次回の参考にしてみてください。
・何を伝えたいか
今回は下地と背景を白、
そしてその境目なく撮影されています。(バックペーパー?)
ですので商品カットという分類になるのかと思います。たとえば「しのぎ(多用鉢)」と「しのぎ丸皿」では
下地や背景の作り方や脇役の選び方など
商品カットとシーン(イメージ)カットと、
伝えたいことや情報量が異なりますね。今回のお写真も、器の配置は全く変えずに
下地と背景を変えるだけでも印象が変わってくるかと思います。
日常では下地(テーブルや床)と背景(壁)の境目がないということがないので
それを作るだけでも写真から受ける印象は変わってきます。
お時間がありましたらぜひ試してみてください。商品そのものを伝えたいのか
商品のある生活(お手元に届いたその先)を伝えたいのか
そのあたりも次回の課題作りの参考にしてみてください。・三脚について
三脚の高さが足りず手持ち撮影されたとのことでした。
これだけの数の器を1枚の画像で撮っていますから
見せるべき部分(例えば高台やカップ中の柄など)を
全体の中でどう見せるか、なかなか難しいものだと思います。
今回ののアングルはちょうど良いように思いました。今後、平皿など俯瞰で撮るようでしたら
確かにテーブル上では高さが足りないかもしれません。
その際はニトリテーブルではなく床置きも試してみてください。ただ、手持ち撮影はシャッターを切るたびに
微妙にアングルが変わってしまうこともありますし
複数カット撮りではどんどん商品を差し替えて撮ると思いますので
位置や高さが変わってしまっては困りますから
三脚は必須ですね。三脚は一にも二にもしっかりしたものがベストですが
その分お値段も高くなります。
お使いのカメラがわからないので、以下のサイトをご参考に
予算内でできるだけしっかりしたものを選んでみてください。https://www.kenko-tokina.co.jp/slik/
カメラ・レンズ・価格帯を選ぶと結果が表示されます。
例えば
カメラ:APS-C 一眼レフ
レンズ:標準レンズ
価格帯:30,000~50,000円という具合です。
全長もお手元のものよりも長いものを、
そして3ウェイ雲台をおススメします。できればさらに(カメラを)直付け・ナットロックをおススメしていますが
一覧を見ても最近はクイックシュー・レバーロックが多いようです。
メーカーはSLIK(スリック)やVELBON(ベルボン)が
アフターケアも含め手に入れやすいと思います。・ファインダーとライブビュー(LV)
ファインダーとライブビューにつきましては
撮りやすい方でも良いかと思います。お気づきのようにグリッド線表示したいのであれば
ライブビューですね。ファインダーとライブビューの違いは、
操作性の違いもありますが
個人的には客観性の違いを感じます。広い意味で、2級の最初は物撮りですし
ファインダーでは見落としがちな四隅なども
液晶だとよく確認できますね。プレビュー(再生)だとどこか冷静に見ることができませんか?
それとライブビューは似ていると思います。また、カメラ初心者様の場合、
ピント位置などシビアな操作が慣れないケースがありますが
最近のカメラは画面タッチでピントを取り、
シャッターが切れますので安心ですね。何の道具を使うかも大切ですが、デジタルは日進月歩。
これまで修行のように難しかったことが、
最初から難なくクリアできたりします。
三脚での撮影時ならライブビューも
積極的に使ってみてはいかがでしょうか^^しかし、手持ちの場合はファインダー撮影の方が
手・腕以外に顔にカメラを付けている分
カメラを支えている部分が多く手ブレを防ぎやすいです。そして屋外撮影など液晶が見にくい場合
ファインダーで撮影することになります。
ファインダーをのぞくときは四隅・四辺の確認や
のぞいたままフォーカスポイントを動かすなども
ぜひ練習してみてください。お疲れさまでした!
次回の投稿も楽しみにしております^^吉田千恵子
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2020年1月20日 6:53 pm #9029
吉田先生
添削ありがとうございます。
>今回は下地と背景を白、
>そしてその境目なく撮影されています。(バックペーパー?)
1回目の写真はニトリのテーブル+下地はスタートキット?の白い和紙です。
窓際に置いて撮影しました。
偶然ハレーションで境目がなくなりました。
>日常では下地(テーブルや床)と背景(壁)の境目がないということがないので
>それを作るだけでも写真から受ける印象は変わってきます。
>お時間がありましたらぜひ試してみてください。
商品カットと呼ばれる写真は、真っ白の下地と背景で撮りものだと思い込んでいました。
下地を変えて撮り直してみました。
アングルを変えてみましたが、器の配置は変えずに、正面から撮った方がよかったでしょうか?
質問です。
・商品そのものを伝えたい → 商品カット
・商品のある生活(お手元に届いたその先)を伝えたい → シーンカット
という認識で合っていますか?
専門用語が今一理解できなくてスミマセン。
HPのトップページに配置するシリーズ写真は、商品カット。
その先の個々のアイテムに入口になるサムネイルは、シーンカット。
という撮り方で大丈夫でしょうか?
それとも、トップページのシリーズの写真も、商品をピックアップしてシーンカットにした方がいいでしょうか?
現在はシリーズのアイテムを意味なく沢山並べているので、ゴチャゴチャしています。
商品カットで撮る場合も、シリーズの中から商品をピックアップしてすっきり撮った方がいいでしょうか?
三脚のアドバイスもありがとうございます。
カメラはCanonのKiss X5を使っています。
ご紹介いただいたSLIK(スリック)の三脚と雲台を購入する予定です。
ありがとうございました。
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2020年1月21日 5:53 pm #9034
中瀬文香さま
こんにちは 吉田です。
投稿ありがとうございます。前回はテーブルと壁の境目が見えなかったので
バックペーパーを使用されたのかと思いました。
失礼いたしました。お渡しした下地ボードや紙は今回提出してくださったように
テーブル上に敷いて撮影していただければ大丈夫です^^バックペーパーとは写真館などで記念写真を撮るとき
天井から床までの一枚の布の上に立って(座って)
撮影されたことがあると思います。
バックペーパーは床と壁の境目がありませんので
こちらに提出するお写真には使わないようにします。商品カットは真っ白空間もあれば、真っ黒もありますし
撮影ドームなどを使えばグレーも、青もありますね。
これに関しましてはこのフォーラムの添削外になってしまいます。
ネットでたくさん検索できますので
ぜひ知識を身につけると自信につながるかと思います^^では今回のアドバイスです。
3デザインを1枚の画像で見せる場合、
前回の全体写真はとてもわかりやすかったです。今回も確かに3デザイン全体を写していますが、
撮影者の意図が少し伝わりにくいかもしれません。前回より至近距離で撮影していますね。
なぜ今回は近づいて撮影されたのでしょうか。たとえば、雑貨屋さんでショッピングするとき
まずは店内をなんとなく見回し、
気になったお品物があったら、
腰をかがめたり手に取ったりして
ぐっと近づいて詳細を確認すると思います。
前回と今回のお写真はそんな違いを感じます。すると今回は「この商品のここを見てほしい」という部分が
見る側に伝わるようにすると良さそうです。たとえばこの3デザインの中で一番目を引くは
やはり右側の赤と青のデザインです。
こちらを主役としてあとの2デザインを脇役にします。どうするかというと「寄って・迫って・切る」です。
・寄る 迫る
主役にぐっと迫り一番写る割合を多くします。
・切る
主役以外のアイテム(脇役)の写る割合を調整します。
サンプルとしてお写真をトリミングしてみました。
主役の写る割合を一番多くし、
脇役である左(桜)デザインと奥の青いデザインの器を
画面から少なくなるように切りました。脇役は「切る」以外にも「ぼかす」ことで
情報量を少なくしています。
(F値で調整します)するとどのデザインがウリなのかが
分かりやすくなったかと思います。他のデザインも見せたい気持ちはぐっと抑えて
「チラ見せ」で対処。すると見る側は、しっかり主役を確認できると同時に
チラっと見える器も、もっと見てみたくなります(と思います)そうしたら次のカットで2デザイン目(桜)をしっかり見せて、
さらに次カットで3デザイン目(奥の青)をしっかり見せてあげます。
多くのサイトでもこのような構成を多く見かけると思います。しかし、全体カットから複数枚の個々の写真の流れの作り方は
実は次のコースになりますし、
御社サイトの画像の見せ方となると
ブランディングになりますので
2級フォーラムではアドバイスができないんですね。ですので頂いたご質問は上記を参考に、
いろいろなサイトを研究してみてください。
(ブランディングに関するご相談をご希望の場合は
本部にお問い合わせしてみてください)2級では主役をしっかり見せる写真を撮るための
スタイリングと撮影をしっかり身に着けていきましょう。
その近道として、最初はアイテム数は少なめから始めましょう。撮影するまでの大まかな流れです。
・半逆光やサイド光になる場所にテーブルを置く
・下地を敷く
・アイテムを置く
主役(一番良い場所に)
第1脇役(主役のそばに)
第2脇役(第1脇役より主役から離す)・三脚にカメラを付けアングルを考える
・画面構成
主役が一番多く写るように画面構成をする
脇役は重要度が低くなるにつれ写る分量も少なくする・主役にピントを合わせる
・F値を決める
主役はぼかさない(慣れるとそうとは限りませんが)
脇役は徐々にぼかされるように前後する部分もあるかもしれませんが
大まかな流れです。慣れてくるとアングルや画面構成は
アイテムを置く時点で決まっているので
作業は早くなってくるかと思います。そのためにも「こう撮りたい」というサンプル画像を
たくさん見るのも勉強です。
一番いけないのは「意味なく」並べること。
それは残念ですが誰にも何も伝わりません^^三脚に関しましては、雲台は最初から付いていますので
別購入しなくても大丈夫ですよ^^
ライトカーボンE84あたりを参考にしてみてください。それでは今月の添削は以上になります。
お疲れさまでした!
次回の投稿も楽しみにしております^^吉田千恵子
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2020年1月21日 8:53 pm #9037
<p style=”text-align: left;”>吉田先生</p>
丁寧に添削いただき、ありがとうございました。どこまで質問できるのかよく理解できてなくて失礼しました。
ご迷惑をおかけしました。
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