8月課題「行楽・行事」小川千裕

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  • #4083

    jcogawa
    参加者

    平原先生

    はじめまして、こんばんは。

    7月より一級に所属しております小川千裕と申します。
    東京の月島というところで着付け教室を主宰しております。

    至らない点が多々あるかと思いますが、精進してまりますので
    ご指導を何卒よろしくお願いいたします。

    今月は浴衣の洗濯について記事にしました。

    *********************

    (画像1)

    hm1-augst1

    花火大会に夏祭り、今年も浴衣を着られた方が多いと思います。
    これまで浴衣を楽しむための記事を書いてきましたが、今日はメンテナンスのお話です。

    汗をたっぷりかいて浴衣を着た後は、家で気軽にお洗濯しましょう(^^)

    先日友人が、「浴衣を着るのはいいんだけど、クリーニングに出したりするのが面倒で…」
    といっていましたが、
    浴衣は家で簡単に洗えます(^^)

    意外と知られていないのですが、
    実は麻や木綿、ポリの着物も洗濯機で普通に洗えるんですよ♪

    もちろん例外や注意点もありますが、
    基本的なポイントを押さえれば経済的でとても楽ちんです。

     

    【洗える浴衣と洗えない浴衣】

    一言に浴衣といっても色々な素材があります。
    仕立て上りのプレタポルテの一般的な綿の浴衣はご家庭でも洗えますが、反物からご自身のサイズで誂えるような高級浴衣など、中には自宅では難しいものもあります。

    洗える素材

    *綿
    *麻(綿麻などの交織のものもOK)
    *ポリエステル等の化学繊維

    プレタポルテの綿の浴衣(SMLなどのサイズ展開で販売されているもの)はほとんどご家庭で手軽に洗えます。

    自宅での洗濯が難しい素材 
    *絹
    *絹紅梅
    *絞りの浴衣 など

    基本的にシルク(絹)は縮みやすいのでプロにお願いするのがベター。

    上記にないものでも縮みやすいもの、風合いが変わりやすい高級浴衣は専門店でのクリーニングが安心です(^^)

     

    STEP 1  洗濯表示を確認する

    (画像2)

    hm1-augst2-

    この浴衣のように吊るしで買ったプレタポルテの浴衣は洗濯の表示が付いていることが多いです。

    まずは洗濯表示を確認しましょう。

    洗濯表示のタグに「洗濯機」「手洗い」「洗濯おけ」のマークが付いているものはご家庭でも洗濯が可能です。

    これらのマークにバツがついている場合は、ご自宅での洗濯によって風合いが変わってしまう可能性があるので、クリーニングのお店に相談しましょう。

     

    STEP 2 色落ちがないかを確認する

    (画像3)

    hm1-augst3

    次に色落ちしないかを確認します。

    使用するおしゃれ着用洗剤を白い布につけ、浴衣の目立たない場所(背中やお腹の帯に隠れる部分)をこすります。

    ここで浴衣の色が白い布に移ったら要注意!

    浴衣のクリーニングができるお店か悉皆屋さんなどの専門店に相談しましょう。

     

    STEP3 洗濯機で洗濯 (手洗いでもOK)

    (画像4) こちら牢屋のように暗く、豆電球しか付いていない場所のため、電気をつけて画処理しています。不自然かもしれません・・・(汗)

    hm1-augst4

    浴衣をたたみ、ネットに入れて洗濯機へ。

    洗剤はお洒落着用のアクロンやエマールなどを使っています。

    型崩れを防ぐために、手洗いコースやドライコースで優しく洗濯し、脱水は軽くでOK。

    脱水を軽くすることで水の重みでシワが伸びやすくなります。

     

    STEP 4 浴衣を干す

    (画像5)

    hm1-augst5

    直接日光に当たると色あせしてしまうこともあるので、必ず陰干しするようにしましょう。

    着物ハンガーにかけたり、物干し竿に直接袖から袖を通す方法があります。
    専用のハンガーなどがなければ突っ張り棒なども問題なく使えます。

    このように部屋干しの場合は、扇風機を当てながら乾かすと早く乾きます。

     

    STEP 5 仕上げ

    (画像6)

    hm1-augst6

    綿の浴衣でシワが気になるようでしたら、アイロンをかけます。

    ※本麻や綿麻などの麻が入っている浴衣や着物は繊維が切れるのでアイロンNGです!

    ※絞りの浴衣はご自宅でのお洗濯も難しいですが、アイロンも絶対NGです!

     

    STEP 6 畳んで収納する

    (画像7)

    hm1-augst7

    最後に綺麗に畳んで収納します。

    浴衣や着物の畳み方はこちらから  ←(後ほどブログに畳み方の記事を書きたいと思います)

    自宅で洗って、さっぱりキレイに仕上がりました♪

     

    (画像8)

    hm1-augst8

    手軽にご自宅でのメンテナンスをして

    また来年も気持ちよく袖を通してくださいね♪

    夏に浴衣を着るハードルが少しでも下がるとうれしいです^^

  • #4134

    harada
    キーマスター

    こんにちは!
    1級担当平原です。
    よろしくお願いいたします。
    コメント遅くなりまして
    申し訳ございません。

    花火大会などゆかたを着用することが多い時期
    お洋服と同じように
    浴衣のメンテナンスをしっかりしたいものですね。
    素敵な提案だと思います。

    さすがに全体まとまっていて
    上手だな~と思いました。
    ただきになったのは
    壁を見せている写真について
    少し詰まった感じがしていて
    それがもったいないな~と思います。

    一枚目

    現在のアングルだと
    着物も洗剤も正面を向いていないし
    斜め上からだし
    もったいないな~と思います。

    ここはしっかり洗剤を正面から捕らえたアングルの方が
    わかりやすいと思いますし
    きっちりと見えますよ。

    下地などの大きさの問題がもしかしてあるのかしら。
    それでこのアングルでないと難しいのであれば
    洗剤の向きを少し内側にした方がいいです。

    二枚目

    こちらは見せ方はよいです。
    この下地はとても素敵なのですが
    寄りの写真だと浴衣よりも下地に目がいってしまいます。
    下地部分を少なくして
    ラベル部分の寄りにしたほうが良いと思いました。

    画処理でもよいので
    左を切り取ってラベル部分を大きくみせたらいかがでしょうか。

    三枚目・六枚目

    この壁が
    視線を遮断してしまってもったいないです。
    できたら抜けにしたほうが
    すっきりとしますよ。

    四枚目

    豆電球だけのなか、上手に撮影できてますよ。
    きれいだと思います。
    okとしますね。

    私が気になったのは洗濯機の上。
    何もないほうがすっきりするかな~と。
    蛇口をかくしたったのかしら。
    他のところに出てくる洗濯籠と違うのも気になりました。

    五枚目

    こちらokです。

    七枚目

    これがちょっとわかりにくいです。

    もう少し上から撮影すると
    わかりやすいのかな~と思いました。

    八枚目

    こちらはとてもきれいですね。
    浴衣を素敵に着こなす女性にあこがれます!
    こういうお写真を見ていただいて
    着物全体のハードルが低くなるといいですね!
    okです。

    では少し調整してみてくださいね。
    頑張ってくださいね!

    平原

  • #4224

    jcogawa
    参加者

    平原先生

    お忙しいところ、ご丁寧に添削をしていただきまして誠にありがとうございました。

    帰省の後、使用していたドウダンツツジが枯れてしまっていたりと色々と準備不足で、
    再撮が大変遅くなってしまいました(汗)

    遅くなりましたが、修正をいたしましたので、何卒よろしくお願いいたします。

     

    *********************

    (画像1)下地が対象物に対してとても小さく、四苦八苦していました。おっしゃる通りアングルが変わると印象が全く異なりました!(選んでこちらにしましたが、一応洗剤が正面向きのバージョンも撮っています)

    hm1-augst1-2

    花火大会に夏祭り、今年も浴衣を着られた方が多いと思います。
    これまで浴衣を楽しむための記事を書いてきましたが、今日はメンテナンスのお話です。

    汗をたっぷりかいて浴衣を着た後は、家で気軽にお洗濯しましょう(^^)

    先日友人が、「浴衣を着るのはいいんだけど、クリーニングに出したりするのが面倒で…」
    といっていましたが、
    浴衣は家で簡単に洗えます(^^)

    意外と知られていないのですが、
    実は麻や木綿、ポリの着物も洗濯機で普通に洗えるんですよ♪

    もちろん例外や注意点もありますが、
    基本的なポイントを押さえれば経済的でとても楽ちんです。

     

    【洗える浴衣と洗えない浴衣】

    一言に浴衣といっても色々な素材があります。
    仕立て上りのプレタポルテの一般的な綿の浴衣はご家庭でも洗えますが、反物からご自身のサイズで誂えるような高級浴衣など、中には自宅では難しいものもあります。

    洗える素材

    *綿
    *麻(綿麻などの交織のものもOK)
    *ポリエステル等の化学繊維

    プレタポルテの綿の浴衣(SMLなどのサイズ展開で販売されているもの)はほとんどご家庭で手軽に洗えます。

    自宅での洗濯が難しい素材
    *絹
    *絹紅梅
    *絞りの浴衣 など

    基本的にシルク(絹)は縮みやすいのでプロにお願いするのがベター。

    上記にないものでも縮みやすいもの、風合いが変わりやすい高級浴衣は専門店でのクリーニングが安心です(^^)

     

    STEP 1  洗濯表示を確認する

    (画像2) 元々の下地はタイルシートだったのですが、浴衣や着物の洗濯の作業をザラザラした質感に見えるところでやるのはおかしいかもしれない、という気持ちになり下地を変えました^^;

    hm1-augst2-3

    この浴衣のように吊るしで買ったプレタポルテの浴衣は洗濯の表示が付いていることが多いです。

    まずは洗濯表示を確認しましょう。

    洗濯表示のタグに「洗濯機」「手洗い」「洗濯おけ」のマークが付いているものはご家庭でも洗濯が可能です。

    これらのマークにバツがついている場合は、ご自宅での洗濯によって風合いが変わってしまう可能性があるので、クリーニングのお店に相談しましょう。

     

    STEP 2 色落ちがないかを確認する

    (画像3) 下地を変え、壁を見えないようにしました。

    hm1-augst3-2

    次に色落ちしないかを確認します。

    使用するおしゃれ着用洗剤を白い布につけ、浴衣の目立たない場所(背中やお腹の帯に隠れる部分)をこすります。

    ここで浴衣の色が白い布に移ったら要注意!

    浴衣のクリーニングができるお店か悉皆屋さんなどの専門店に相談しましょう。

     

    STEP3 洗濯機で洗濯 (手洗いでもOK)

    (画像4) おっしゃる通り、配線がいろいろ右手にあったのですが(汗)今度は体で隠してみました。

    hm1-augst4-2

    浴衣をたたみ、ネットに入れて洗濯機へ。

    洗剤はお洒落着用のアクロンやエマールなどを使っています。

    型崩れを防ぐために、手洗いコースやドライコースで優しく洗濯し、脱水は軽くでOK。

    脱水を軽くすることで水の重みでシワが伸びやすくなります。

     

    STEP 4 浴衣を干す

    (画像5) OKいただきました

    hm1-augst5

     

    直接日光に当たると色あせしてしまうこともあるので、必ず陰干しするようにしましょう。

    着物ハンガーにかけたり、物干し竿に直接袖から袖を通す方法があります。
    専用のハンガーなどがなければ突っ張り棒なども問題なく使えます。

    このように部屋干しの場合は、扇風機を当てながら乾かすと早く乾きます。

     

    STEP 5 仕上げ

    (画像6)こちらも下地を変え、壁は映らないようにしました。

    hm1-augst6-2

    綿の浴衣でシワが気になるようでしたら、アイロンをかけます。

    ※本麻や綿麻などの麻が入っている浴衣や着物は繊維が切れるのでアイロンNGです!

    ※絞りの浴衣はご自宅でのお洗濯も難しいですが、アイロンも絶対NGです!

     

    STEP 6 畳んで収納する

    (画像7) 畳紙が大きく入るようにしました

    hm1-augst7-3

    最後に綺麗に畳んで収納します。

    浴衣や着物の畳み方はこちらから  ←(後ほどブログに畳み方の記事を書きたいと思います)

    自宅で洗って、さっぱりキレイに仕上がりました♪

     

    (画像8)OKいただきました

    hm1-augst8

    手軽にご自宅でのメンテナンスをして

    また来年も気持ちよく袖を通してくださいね♪

    夏に浴衣を着るハードルが少しでも下がるとうれしいです^^

  • #4251

    harada
    キーマスター

    こんにちは!
    調整お疲れ様です!

    壁にドスンと視線がぶつかってしまう感じがなくなり
    スムーズに工程を見ていられるのは
    すごく良くなりましたね。

    下地についてですが
    前回の物よりも
    今回の物のほうがすっきりしていて
    浴衣にフォーカスされるので良いですね。
    ただ、ひとつすごく細かい事なのですが
    表示を見ているカットの下地が
    少し毛羽立って見えるというか
    ウールの上のような
    温度を感じるような柄の出具合だったのが
    もったいないな~と思いました。
    浴衣なので、あくまでも涼やかに見えたほうが
    よかったと思いました。
    次からのものと同じ下地なのかも知れませんが
    見え方によって感じ方も違うのは
    面白いですが、注意したい点でもありますね。

    一枚目はアングルが整ってよくなりましたし
    畳紙のカットは畳紙を大きく見せることによって
    すごくわかりやすくなりましたね。
    洗濯機の上もすっきりしてよいです。
    夏の物ですから、全体を涼やかにすっきり見せることも
    大切ですね。

    今回こちらで完成でokとしますね。
    お疲れ様でした!

    平原

  • #4316

    jcogawa
    参加者

    平原先生

    お忙しい中、早速のご返信を頂きまして誠にありがとうございました。

    下地の件、確かに温かみのある感じに見えますね(汗)

    実はこちら麻混合のものなので、夏の浴衣の下地としていいかなと思ってセレクトしました。
    ただ色味が生成りのような感じで、写真で見ると実際の質感と異なりあったかい感じがしました^^;

    写真のフィルターを通して見たときに読者の方がどのように感じるか、というところまで意識すること、
    これは今後も課題となりそうです。

    細部に至るまでご丁寧に添削していただきまして本当に勉強になります。
    来月も何卒ご指導よろしくお願いいたします^^

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