フォーラム一覧 › フォーラム一覧 › ◆準1級アドバンス講座 › 2018年準1級7月課題 › 7月課題「夏」森村先生 稲垣純子
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2018年7月16日 7:54 pm #3606
ケンプ先生
こんにちは。
毎日暑い日が続きます。
私のパン教室ではパンのクラスの他に和菓子専門のクラスもあります。
暑い日は、和菓子の売れ行きが鈍る、と聞いたことがあります。
夏には、夏を楽しむ和菓子があり、ご家庭で簡単にできるものから一品「夏かのこ」をご紹介します。
この和菓子はほんの少し工夫すると洋風に仕立て上げることもでき、一度に和菓子と洋菓子両方が作れるのです。
食べてみると、ベースはおなじなのに、違うお菓子に感じるので面白いです。
①
~和菓子 夏かのこ~
②
~ ゼリーインゼリー ~
③
<材料> 水まんじゅう5個+シャンパングラス2個分
アガー ・・・・・ 18g
砂糖 ・・・・・ 50g(梅酒を使う場合は60g)
水 ・・・・・ 350g
梅酒または梅エキス・・・・・ 20g
(私は青梅1kgと氷砂糖1kgを合わせて漬け込んで抽出した自家製の梅エキスを使っています)
甘納豆 ・・・・・ 20g
市販のゼリー ・・・・・ 適量
アガーとは主に海藻から抽出された食物繊維が主原料で、最近話題の食材です。
製菓材料店のほか大手スーパーでも売っています。
アガーを扱うときは、
① 砂糖と混ぜ合わせると溶けやすい(だまになるのを防ぐため)
② 沸騰させると固まりやすい
③ 常温で固まる
の3つの点を気を付けると良いようです。
④
型の準備をします。
今回、和菓子用には水まんじゅうカップを、洋菓子用にはシャンパングラスを用意しました。
水まんじゅうカップに、ぬるま湯で砂糖を洗い落とし水気を拭いた甘納豆を入れます。
シャンパングラスには市販のゼリーを荒く砕いたものを入れます。
⑤
鍋の中に、アガーと砂糖を入れ、ゴムベラでよく混ぜ合わせます(ここポイント!)
ここに、水を全量入れ、更によく混ぜ合わせます。
⑥
鍋を火に掛け、混ぜながら完全沸騰まで火に掛けます。
完全沸騰、とはこのように泡がぶくぶくと立つまで熱することを言います。
⑦
荒熱を取った④のアガー液を水まんじゅうカップに静かに注ぎ入れます。
冷やして型からそっと外せば完成です。
繊細な和菓子なので、手土産などにお持ちになる場合は、型から外さず、水まんじゅうカップのままお持ちください。
アガーは常温で固まりゼラチンのように溶け出さないので、お土産に便利です。
⑧
次は洋菓子タイプです。
残りのアガー液にコアントロー(オレンジの皮で風味をつけた洋酒)を1g入れ(お好みで。入れなくても大丈夫です)、よく混ぜ、シャンパングラスに静かに注ぎ入れます。
こちらも、冷やして完成です。
ちなみに、私はコアントローを入れずに作るのですが、家族誰も、和菓子タイプと洋菓子タイプのベースが同じとは気が付いていません(笑)
⑨
和風がよろしいですか?
洋風がよろしいですか?
さあどうぞお好きなほうを召し上がれ。
⑩
仕上げの写真、⑨にするか⑩にするか迷いに迷って決められませんでした💦
ご指導、よろしくお願いいたします。
稲垣純子
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2018年7月19日 10:03 pm #3666
稲垣さまこんにちは。
毎日暑いですね。パンがあっという間に膨らんでしまいそうですね。
さて、今回は涼しげなゼリーですね。一度で二度美味しい、素敵な企画です。
さて今回両方のお菓子の作り方を同時に説明されていますが、
同時に作る方はなかなかいらっしゃらないかと。
ベースの部分は同じ分量で作れるということでしたら、どちらか一方例えば和菓子の方を分量などとともに詳しくつくり方を説明して、
次にバリエーションとして洋風の方を違うところだけ例えばゼリーとか、コアントローなどの部分を説明するとされた方が
伝わりやすいかなと思います。細かいところ見てまいりますね。
<1枚目>
稲垣さまの一番伝えたいことは何でしょう?
一つで二度おいしいということ?(同じベースでこんなに違うものができる!というのが伝えたいか)
それとも和菓子ができるよ、バリエーションで洋風にもということかしら?(例えば、子供には和で、大人はゼリーで同じテーブルで同時に提供)もし一番目であれば、和と洋を同時に見せる方がいいかしら。
この時もこれだけ違う顔ができるのよ、がポイントであれば、和は思いっきり和にして洋とガラリと雰囲気を変えた方がいいかしら。
そして私だったらこの2枚を一枚の画像に左右半分にして合成しちゃいます。
(ここでは画像合成までお伝えしていないのでそれぞれのスタイリングで縦カット2枚ができたらそれでOKです。)1の時であれば、画像1はもっと和っぽく持ってきます。
後ろに見えるテーブルクロス、貝はもっと和モノに。
巻き簾?であってます?は木目?板の方向を横に(こちらがランチョンマットとして作られたものであれば違うのですが、和は木目が横なので)
そして透明のかのこがぷくっとしているところが一番の見せ所なのでアングルを結構下げます。
(できればもう少しぷくっと加減にボリュームがあると写しやすいと思います。)
https://www.pinterest.jp/pin/696017317382003141/今回かのこに光が当たってキラッとしているの、いいですねー。これがあると透明感がより増して見えます。
もし2番目で同時に提供するけど、食べる人によってお好みで和と洋選べるよ。とするのであれば、和と洋にもう少し共通点をもたせた方がいいかなと思います。
https://www.pinterest.jp/pin/354306695669176798/
例えばこちら(これは両方和菓子ですが色味を共通にして2種類のお菓子を見せています。)<2枚目>
提案1(和と洋をパキット使い分ける)であれば、
こちら、美しくていいと思います。
エレガントでバッチリです。
OKです。<3枚目>
材料カットですね。
きっちり並べるレイアウトの場合、余白は上下左右のバランスをとるといいですね。
今は左上に偏っているので余白のバランスを合わせてください。
また粉物、甘納豆がお皿の中で上のように偏っているので、こちらももう少し真ん中に寄せると美しいです♪材料は和風の分量に必要なものだけがここにあると伝わりやすいかと思います。
アガーって最近名前を知りました。手軽に使えるのですね。寒天とは特徴が違うのですか?
まだまだ知らない食材なので、もう一声特徴を語っていただけると嬉しいです。<4枚目>
ここでは和菓子の説明だけいいかしらと思います。
もし両方同時解説がご希望でしたら、横カットにして、グラスも横に持ってくるかしら。
ただ、高さが全然違うものなので同時に説明はなかなか難しいですね。全体的にくっついている感じなのでもう少し余白をとりましょう。
<5枚目>
お鍋の周りがごちゃっとしてしまっているので、このシーンで必要なものだけ選抜。
お鍋とお水だけですね。他のものはうつらないようにすると説明箇所に集中できます。<6枚目>
お鍋による時に片側カットでもう片方は丸みを見せる感じだとバランスがいいかしら。
横カットでもいいですよ。https://www.pinterest.jp/pin/811140582855631477/
<7枚目>
綺麗ですね!OKです。
あれ??梅酒エキスはどこで使ったのでしょうか??<8枚目>
ここで、洋風バージョンの解説開始。
和菓子のベースと同じものに先にゼリーを入れ、コアントローをアガー液に。。。と解説すると伝わると思います。<9枚目>
こちらも一枚目と同じですね。
両者の違いを出すのか、同じテーブルでの共演にするのか。同じテーブルであちらとこちらをスタイリングを和と洋に変えるのであればテーブルクロスとお花が違うものだと思います。
両者にあうものの方がここではいいですね。<10枚目>
もしこちらで行くのであれば、ゼリーはシャープでエレガント、モダン、な感じなのに、
和の方のお皿はカジュアル、和、となってきてちょっと難しいかしら。
こちらにするのであれば、洋の方も含め、色、カジュアル感(格)を両方合わせた方がいいかなと思います。迷ってもこっち、とセレクトするのもものすごくいい練習になりますので、
両方出しではなく、一パターンにご自身で決めてみてください。
なぜそちらにしたのか、を突き詰めて考えることがうまくなる近道です♪和と洋の両立と言う難しい課題です。
2つをすり合わせるのか、違いを強調するのか、どちらパターンでも大丈夫ですので挑戦されてみてください。ケンプ
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2018年7月22日 11:46 am #3699
ケンプ先生
お暑うございます。
先日はご丁寧な添削をありがとうございました。
最初、先生のご指導の意味が難しくよくわからずにおりましたが、数日掛けじっくりと何度も何度も読み返してみました。
分かりました!!!
私のコンセプトがフワフワして明確ではなかったのですね!
今回は、コンセプトの大切さを勉強した大切なフォーラムになりました。
また、格をあわせるということ。
実は、このコンセプトを明確にするということ、格を合わせるということ、の2つのことは、テーブルコーディネイトを習っていて先生に何度か指摘されました(要は私の苦手なところでした)。正直、細かいことを・・・と思ったりしたのですが、こちらでも全く同じことを言われると、あ、これはどこでも共通の本当に大切なことなんだ!と今更ながら身に沁みました。
私がお伝えしたいのは、和菓子を簡単にご家庭で作ることができます。そして同じベースを使ってこんなにも違うものができるのです。ということです。
従って違うものに共通項を持たせてご紹介するのではなく、パキッと両者の違いを見せる方法にしたいと思います。
①
~ 和菓子 夏かのこ ~
和菓子かのこは「鹿の子」という感じを当てます。
あずきを寄せた様が鹿の子の背の班に似ていることからこの名前が付いたそうです。
普通かのこは餡にあずきの甘露煮を乗せたものですが、今日は夏模様に仕立てます。
のど越しのツルンとしたとても涼やかな和菓子を作りましょう。
(この写真のアングルをこれ以上下げるとTopのあずきが光って良く写らず、これが限界でした)
②
~ゼリーインゼリー~
和菓子かのこと同じ材料を使って、少しだけ工夫して洋に仕上げることもできます。
③
<材料> 水まんじゅう5~7個
アガー ・・・・・ 21g
砂糖 ・・・・・ 50g(梅酒を使う場合は60g)
水 ・・・・・ 350g
梅酒または梅エキス・・・・・ 20g
(私は青梅1kgと氷砂糖1kgを合わせて漬け込んで抽出した自家製の梅エキスを使っています)
甘納豆 ・・・・・ 20g
アガーとは主に海藻やローカストビーンガムというマメ科の種子の抽出物された食物繊維が主原料で、最近話題の食材です。
寒天と比べ、弾力があり透明感が強いので、ツルンとしたのど越しと見た目が美しくなるのが特徴です。
製菓材料店のほか大手スーパーでも売っています。
アガーを扱うときは、
① 砂糖と混ぜ合わせると溶けやすい(ダマになるのを防ぐため)
② 沸騰させると固まりやすい
③ 常温で固まる
の3つの点を気を付けると良いようです。
④
型の準備をします。
今回、和菓子用には水まんじゅうカップを用意しました。
水まんじゅうカップに、ぬるま湯で砂糖を洗い落とし水気を拭いた甘納豆を入れます。
⑤
鍋の中に、アガーと砂糖を入れ、ゴムベラでよく混ぜ合わせます(ここポイント!)
ここに、水を全量入れ、ダマが無くなるまでよく混ぜます。
更に梅エキスまたは梅酒を加え、よく混ぜます。
⑥
鍋を火に掛け、混ぜながら完全沸騰まで火に掛けます。
完全沸騰、とはこのように泡がぶくぶくと立つまで熱することを言います。
⑦
荒熱を取った⑥のアガー液を水まんじゅうカップに静かに注ぎ入れます。
(常温で固まるので、冷やしすぎはダメですが、カップが耐熱でない場合はある程度の熱をとっておきます)
このとき、甘納豆がはじかれて端に偏りますので注ぎ入れた後、菜箸で中央に寄せると綺麗に仕上がります。
冷やして型からそっと外せば完成です。
⑨
外は猛暑ですが、家の中では和菓子夏かのこで静かに夏を楽しみましょう。
アガーは常温で固まりゼラチンのように溶け出さないので、お土産に便利です。
繊細な和菓子なので、手土産などにお持ちになる場合は、型から外さず、水まんじゅうカップのままお持ちください。
⑧
和菓子夏かのこと同じベースを使って洋風の「ゼリーインゼリー」を作ることができます。
シャンパングラスに市販のゼリーを荒くすくって入れておきます。
⑦のアガー液にコアントロー(オレンジの皮で風味をつけた洋酒)を3g入れ(お好みで。入れなくても大丈夫です)、よく混ぜ、シャンパングラスに静かに注ぎ入れます。
こちらも、冷やして完成です。
ちなみに、私はコアントローを入れずに作るのですが、家族誰も、和菓子タイプと洋菓子タイプのベースが同じとは気が付いていません(笑)
⑨
ここ湘南の海は夏を楽しむ人でにぎわっています。
冷たいゼリーで夏を楽しみましょう。
かなり打った後間違えて消してしまい💦(その時、一瞬で体温が上がりました)打ち直しました・・・。
先生~下書きできるようにしてくださいませ~~~!!!
ご指導よろしくお願いいたします。
稲垣純子
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2018年7月25日 9:33 am #3767
稲垣さまこんにちは。
ちょっと解説難しかったですね。ごめんなさい。
稲垣様はきっちりとしたものはお得意なんだと思います。カジュアルなものが逆に苦手かしら。
今カジュアルなものの中にきちんとしたものをスパイスとして混ぜ込んだり、その逆をしたりというのは決まるとおしゃれなのですが、これはなかなか難しいのです。
まずは格が同じもの、テイストは一つの画像には一つ、と決めてそこで何を一番強調したいのか(伝えたいのか)を突き詰めて表現してきっちり固めていくといいと思います。
ここが固まってくると、今風とか、遊びでテイストや格のミックスなどに手を出してもいいかしらと思います。
普通は皆さんそんなに格の違うものをお持ちではなくて、だいたいの幅が決まっているものなのですが、稲垣様はお教室をされていることもあり、その辺の幅が広いので逆にご苦労されるのだと思います。
ただここがきっちり使いこなせるようになるととっても強いのでスタイリングがググッとアップしますよ。<1枚目>
いいですねーーー!和が強調されてとっても良くなりました。
刷毛目がちゃんと横になっているのもバッチリ。右に傾いていますので水平はしっかりまっすぐに。
アングル、これもいいですよ! 透明な感じ、丸い感じがしっかり出ていますね。
(もう少し下げたい場合は光が左上から当たるようにするとお豆全部に当たらないようにできると思います。)お皿の一角だけが見えているのでもう気持ち引いて下ラインも見えるとお皿の大きさが想像できるようになるのでいいかしら。
向きが違いますがこんな感じ
https://www.pinterest.jp/pin/851391504530266000/ピント難しいですが、しっかりお豆に合わせてください。
(ライブビューで拡大してピントあわせたりできるカメラでしたら、ピント10倍にして合わせてみてください)<2枚目>
おお〜違いが強調されましたね。いいですねー。
OKです。
お皿に置かれたグラスの足元、しっかり真ん中にあるとさらにいいですよ。一枚目と2枚目をこんな風に横に組み合わせると対比が強調されると思いませんか?
和それとも洋どちらがお好き?みたいなポスターになりますね^^
(文字入れのために少し余白開けました)<3枚目>
並び方とっても良くなりました!
ちょっと青いかな。色味だけ調整できましたら。<4枚目>
OKです。
気持ち明るくしておいてください。
こちらは中間値の明るさを明るくして、少しシャープかけました。
こういう並びものも置き方にリズムをつけると絵としてとっても楽しくなりますので、研究してみてくださいね。<5枚目>
OKです。右上、ボードが少し切れてるのでトリミングしておいてください。
<6枚目>
少し右に傾いています>< 画処理であげておいてください。<7枚目>
こちらは左に傾いてます。。。。<8枚目>
OKです。
ちょっとコアントローのボトルが左に傾いてますね。
こういう時(他のものはまっすぐ見える)場合はボトルの左端にお金入れて少しまっすぐにね。プラスでいうとボトルの前に市販のゼリーを容器のまま置いてあるとあ、これね、と一目で伝わります。
<9枚目>和の方
いいですねー!
OKです。<10枚目>9枚目洋
はいとってもいいです。
少し右に下がってます。画処理で下書きね〜 残念ながらこのプログラム私は手出しできないのです><
でも対策としてはパソコンのソフトに「メモ」とか「テキストエディット」とかあると思います。そこに打ち込んで、コピペしてます。
画像はその後文章中のところにカーソル置いて挿入するとそれぞれの場所にうまく入ってくれます。
何度も考えて打ったのに消えるとショックですよね。。。。細かい点がたくさんです。出来る範囲で挑戦されてみてください。
とっても素敵に仕上がってますよ!ケンプ
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2018年7月29日 10:32 pm #3932
ケンプ先生
こんにちは。
先日はご丁寧な添削をありがとうございました。
前回のフォトスタの講義で、クラスメイトの一人がこのレシピでお作りになられた、と聞きとても嬉しかったです。彼女はアガーを初めて使って「プロっぽく仕上がるし、美味しい!」と喜んでいらっしゃいました。
また、先生の添削を大学生の長男に読ませたところ「スゴイスゴイ!!」と感動しています。
写真の加工にフォトショップを使っているのですが、よくわからず角度の調整ができませんでした💦
では、3回目の添削もどうぞよろしくお願いいたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
アガーで作る夏の冷菓2種
①
ここで先生が作ってくださったような和と洋の写真を2枚並べたものを使いたいと思います。
が、どうすればよいのかわかりませんでした。
具体的には②と⑨の写真を使いたいと思います。
②
~ 和菓子 夏かのこ ~
和菓子かのこは「鹿の子」という漢字を当てます。
あずきを寄せた様が鹿の子の背の班に似ていることからこの名前が付いたそうです。
普通のかのこは餡にあずきの甘露煮を乗せたものですが、今日は夏模様に仕立てます。
のど越しのツルンとしたとても涼やかな和菓子を作りましょう。
②
(前回の授業の発表の時にアガーのパッケージが分かった方が分かりやすい、とのことでしたので写真を変えました。
また、アガーの分量が添削の回を増すごとに少しずつ増えているのは、写真を優先して球形の形が保持しやすく改良しているためです。お味もこの程度でしたら、許容範囲です。)
<材料> 水まんじゅう用カップ5~7個
アガー ・・・・・ 23g
砂糖 ・・・・・ 50g(梅酒を使う場合は60g)
水 ・・・・・ 350g
梅酒または梅エキス・・・・・ 20g
(私は青梅1kgと氷砂糖1kgを合わせて漬け込んで抽出した自家製の梅エキスを使っています)
甘納豆 ・・・・・ 20g
アガーとは主に海藻やローカストビーンガムというマメ科の種子の抽出物された食物繊維が主原料で、最近話題の食材です。
寒天と比べ、弾力があり透明感が強いので、ツルンとしたのど越しと見た目が美しくなるのが特徴です。
製菓材料店のほか大手スーパーでも売っています。
(TOMIZで写真は500g入りですが、100g入りもあります)
アガーを扱うときは、
① 砂糖と混ぜ合わせると溶けやすい(ダマになるのを防ぐため)
② 沸騰させると固まりやすい
③ 常温で固まる
の3つの点を気を付けると良いようです。
③
(前回OKをいただきましたが、置き方にリズムをつける???いろいろ試してみましたが、そのようなセンスが私に欠けている部分で・・・。)
型の準備をします。
今回、和菓子用には水まんじゅうカップを用意しました。
水まんじゅうカップに、ぬるま湯で砂糖を洗い落とし水気を拭いた甘納豆を入れます。
④
鍋の中に、アガーと砂糖を入れ、ゴムベラでよく混ぜ合わせます(ここポイント!)
ここに、水を全量入れ、ダマが無くなるまでよく混ぜます。
更に梅エキスまたは梅酒を加え、よく混ぜます。
⑤
(前回の授業の発表の時にキッチンのガス台は光も違うので暗くなりがち。できれば、卓上のものを光の良い場所へ移動して、というアドバイスをいただきました。今後もお料理の写真を撮ることが多いと思われますので、卓上のIHヒーターを買いました)
鍋を火に掛け、混ぜながら完全沸騰まで火に掛けます。
完全沸騰、とはこのように泡がぶくぶくと立つまで熱することを言います。
中央付近や鍋肌に白い小さな泡が集まってきますが、これはアクなので、そっとすくい取り除きます。その方が透明度が増しより美しく仕上がります。
⑥
荒熱を取った⑥のアガー液を水まんじゅうカップに静かに注ぎ入れます。
(常温で固まるので、冷やしすぎはダメですが、カップが耐熱でない場合はある程度の熱をとっておきます)
このとき、甘納豆がはじかれて端に偏りますので注ぎ入れた後、菜箸で中央に寄せると綺麗に仕上がります。
常温まで下がりましたら、あとは冷蔵庫に入れて冷やします。
⑦
(前回OKをいただきました写真です)
外は猛暑ですが、家の中では和菓子「夏かのこ」で静かに夏を楽しみましょう。
⑧
(前回は無かった写真ですが、前回の授業の時に、ゼリーではなくアガーを使った理由を質問され、
常温でも溶けださないのでお土産に持って行くときに安心なので、とお答えしたころ、皆さま「それは良いね~」と反応があったので、この写真を入れました。)
また、アガーは常温で固まりゼラチンのように溶け出さないので、お土産に便利です。
繊細な和菓子なので、手土産の場合は、型から外さず、水まんじゅうカップのままお持ちください。また、写真では蓋を下にしていますが、中の水分が漏れるといけないので蓋を上に、あずきが下に来るようにしてお持ちになってください。
「水まんじゅう」は違う種類の和菓子ですが、このシールを貼るとなんともプロっぽく見えるので(笑)、貼ってみました。このシールはTOMIZの水まんじゅうカップを買うと包装の中に入っています。
⑨
(前回の授業の発表の時に写真の順番を変えたほうがすっきりまとまるし、わかりやすい、と教えていただきました。)
~ゼリーインゼリー~
和菓子かのこと同じ材料を使って、少しだけ工夫して洋に仕上げることもできます。
⑩
和菓子「夏かのこ」と同じベースを使って洋風の「ゼリーインゼリー」を作りましょう。
シャンパングラスに市販のゼリーを荒くすくって入れておきます。
写真⑥で使ったものと同じアガーを溶かした液にコアントロー(オレンジの皮で風味をつけた洋酒)を3g入れ(お好みで。入れなくても大丈夫です)、よく混ぜ、シャンパングラスに静かに注ぎ入れます。
こちらも、冷やして完成です。
夏かのこと同じ分量で5個くらいゼリーができます。
ちなみに、私はコアントローを入れずに作るのですが、和菓子タイプと洋菓子タイプのベースが同じとは家族誰も、気が付いていません(笑)。
⑪
さあ、どうぞ召し上がれ。
~~~~~~~~~~~
今回一番驚いたのは、和のアップの写真で、やっと綺麗に撮れた!と思い意気揚々と、PCに入れて確認したら、薄いカーテンの向こうの青空と電線がつややかな和菓子に写っていることに気が付いた時です。
もう食べっちゃって無いし・・・と泣きたくなりましたが、即効でもう一度作り、北側の廊下で撮り直しました。
角度の微調整できずに申し訳ございません。
ご指導よろしくお願いいたします。
稲垣純子
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2018年7月30日 1:15 pm #3953
稲垣さまこんにちは。
まあ、大学生の息子さんに褒めていただいて嬉しいわ。文章力がないって言われなくてホッとしました^^
角度はフォトショップでしたら「自由変形」というもので検索されてみてください。
角を選ぶと回転させることができますよ。アガーって私も初めて聞きましたもの。今度お店で探してみようと思います。
<1枚目>
あれ?画像サイズ小さめですね。横幅640PXまで大きくして投稿できますので次回から是非❤️
もう一歩引いてもよかったですね。でも立体感、しっとり感がとってもよくでました!いいツヤ感です。
OKです。
プレゼントです。
<2枚目>
OKです。
ちょっと暗いのでもう少し明るくしておいてください。
そしてお豆さんとこな、また油断して偏ってますので、ここいつも気をくばるようにしてくださいね。
(指差し確認です。)レシピ改良はいいと思いますよ!思う形になっていくのっていいことですものね。
<3枚目>
OKです。同じものを並べるのもいろいろパターンがありますよ。
そういう目でまた見ても楽しいですね。
習った法則を当てはめてみてください♪ずらっと並べて横から撮る、とか
https://www.pinterest.jp/pin/195273333816022119/
https://www.pinterest.jp/pin/474144667002157339/マールイのを強調して丸いトレイの上に置くとか
https://www.pinterest.jp/pin/757660337282945870/ジグザグにするとか
https://www.pinterest.jp/pin/564216659557253872/
https://www.pinterest.jp/pin/419186677798314227/<4枚目>
OKです。<5枚目>
OKです。
お!買われたのですね。そうなんです。お料理よく撮られる方にはオススメなのですが、どうかしら、と思ったのでお伝えしてなかったんです。
いいですね!<6枚目>
OKです。<7枚目>
OKです。<8枚目>
OKです。
いいですね〜 お店のみたいです。
あと一歩引いてもよかったかな。<9枚目>
OKです。
この順番、いいですね。<10枚目>
OKです。
よくなりました。これだけ少し暗いのでちょっとだけ明るくしておいてください。<11枚目>
OKです。おお〜写り込みですね。丸いものは思いがけないものが映るのです。
私もよくアクセサリーや子供も目の中に撮影している私の姿がバッチリ写り込んでいます。
目立つものは消しますが、青空なら写っていてもいいのかなと思います。見え方次第ですね。それも経験、いろいろ気づかれた課題でしたね!
お疲れ様でした。
ケンプケンプ
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2018年7月30日 11:11 pm #3995
ケンプ先生
今回もご丁寧な添削をありがとうございました。
本当にいろいろなことに気が付いた、有意義なフォーラムでした。
来月もまたよろしくお願いいたします。
3往復終了しましたので、添削の対象ではございませんが、ちなみに青空が写り込んだ夏かのこの写真はこちらでした。写ったのが私の顔でなくて良かったです(笑)
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2018年8月1日 9:10 am #4017
稲垣様
こんにちは。
来月も簡単楽しい、そしてえ?こんなに高級そうなのがこんなに簡単にできるの?という提案、楽しみにしています。
(ハードルあげちゃったかしら。)写り込み、なるほどこっち側でしたか。撮り直して正解ですね。
丸いと思いがけないところに映り込むものですよね。来月も楽しみにしております。
ケンプ -
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