フォーラム一覧 › フォーラム一覧 › ◆クリエイティブ研究科 › 2018年クリエイティブ2月 › ★最終資料2月「一枚の着物で着回す、お母様のための卒入学式コーディネート」小川 千裕
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2018年2月19日 3:46 pm #1055
森村先生
いつもお世話になっております。
緊張でプルプルしています・・・もし何か変なことをしていましたらご指摘をお願い致します><
タイトル3案
1 一枚の着物で着回す、お母様のための卒入学式コーディネート
2 【卒業式・入学式】1枚の着物で着回しテクニック
3 手持ちの着物をフル活用!子供の卒入学式の着まわしテクニック
普段、着物に触れることがない方も、ご実家やご親戚のタンスには訪問着や色無地などが眠っているのではないかと思います。
敷居が高く思われがちな着物ですが、一度着てみると案外簡単で楽しいです♪ ということをお伝えしたく、この企画を選びました。
何卒よろしくお願い致します。
**********************************
「一枚の着物で着回す、お母様のための卒入学式コーディネート」
(扉写真)
本日の担当は、東京 月島で「着付け教室 着物サロン~四季~」を主宰しております、着付師の小川 千裕です。まだまだ寒い日が続きますが、季節はゆっくりと春に向かっていますね。
もうすぐお子様の卒業式や入学式をお迎えになるお母様も多いのではないでしょうか。(画像1)
お子様の晴れの日に、今年はぜひ着物で式典に参加してみませんか。
お世話になった方々への感謝やお子様への祝福の気持ちが、着物で出席することでより一層伝わると思います。着物というと、決まりごとが多いイメージがあるかもしれませんが、卒業式・入学式で押さえておきたいポイントはたった2つだけ。
* 卒業式・入学式はお祝いの式典なので着物も「礼装」の装いで参加すること
* 卒業式・入学式の「主役はお子様本人」で、「母親はあくまでも脇役」という立場を踏まえて装うこと
この二つのポイントさえ押さえていれば、大きく間違うことはありません^^
着物の基礎知識はこの辺りにして、今回は限られた手持ちの着物と帯を使って、卒業式と入学式の雰囲気を変えて装う実例をご紹介したいと思います。
(画像2)
ピックアップした着物はこちらの薄浅葱色(水色とグリーンの中間のような色)の色無地です。色無地とは、白生地を一色に染めた着物のことを指します。その多くは生地に地紋と呼ばれる柄が織られています。色無地は合わせる帯や家紋の有無により、お洒落着から礼装まで幅広い装いができるのが魅力です。
華美になりすぎないので、今回のように自分が主役ではないイベントではとても便利な着物です。今回はこちらの一枚の色無地に雰囲気の違う二本の帯をそれぞれコーディネートしてみました。
01: 卒業式
・黒地に鶴亀や宝尽しなどおめでたい文様が描かれた格調高い礼装の袋帯
・グリーンベースで揃えた礼装用の帯揚げと帯締め
02: 入学式
・白地に花車の華やかな礼装の袋帯
・桜色と黄緑のグラデーションが入った礼装用の帯締めと帯揚げ
今回はこちらの色柄をチョイスしましたが、卒入学式の着物や帯は、「必ずこの色や柄でなければいけない!」という決まりはありませんのでご安心ください^^
【卒業式コーディネート例】
(画像3)
まずは卒業式のコーディネートです。
卒業式が行われる3月はまだ少し肌寒く、光の質も入学式とは微妙に異なります。
また、喜びいっぱいの入学式に対して、先生方、友人、後輩たちとの一時のお別れの場でもあります。お世話なった方々への感謝と尊敬の想いを、シックで落ち着いた黒地の袋帯で表しました。
手元のクラッチバッグの色も黒で統一しています。卒業式では、洋装のお母様方も黒やグレーのフォーマルスーツが多い印象です。
洋装の方とも色合いを合わせるようにすると着物でも場の雰囲気と馴染んで落ち着きますね。【入学式コーディネート例】
(画像4)
たった数週間の違いではありますが、卒業式とはうって変わって、日の光もより暖かく、穏やかな春の気候になっている4月。入学の喜びと新しい出会い、期待に胸を膨らませる入学式には、お母様の装いも明るい華やかな色柄が似合うと思います。
卒業式と同じ色無地でも、帯を明るい色に変えるだけでガラッと雰囲気が変わりました。
帯締めと帯揚げ、伊達衿にも桜色を取り入れて春らしい装いです。このように一枚の着物でも、帯や小物を変えるだけで、ここまで印象を変えることができます。
(画像5)
卒業式・入学式のどちらも帯結びは写真のような「お太鼓結び」が一般的です。
こちらは礼装の袋帯で、お太鼓の部分が二重になった「二重太鼓」というおめでたい結び方になっています。卒業式や入学式だけでなく、お宮参りや七五三などの子供が主役のイベントでは、控えめな「色無地」や、遠目では無地に見える「江戸小紋」はとても重宝します。
子供が主役の場面で、お母さんの方が目立ってしまうと、なんだか落ち着かないですよね(汗)
【卒入学式で着られる色無地以外の着物】
(画像6)
今回は色無地をピックアップしましたが、同じく礼装の訪問着や付け下げ、江戸小紋でも問題ありません。箪笥に眠っているご家族のものでも構いませんので、ぜひこの機会に着物を活用してみませんか。
着物をお持ちでない場合でも、今は1万円前後で草履やバッグまで揃った一式レンタルのサービスもあります。
「着物レンタル+地域名〇〇」で検索するとたくさん出てきます。また、着付けサービスのみを利用する場合は、お近くの美容室か、着付師を手配する方法があります。
「出張着付け+地域名〇〇」で是非検索してみてください。出張着付けの場合は着付師がご自宅まで出張するので、重い荷物の移動もなく、忙しい朝も安心です(^^)
卒入学式の日は予約が集中しますので、お式の日程がわかり次第お早めにご予約されることをお勧めします。(画像6)
このように基本的なポイントを抑えていれば、式典の着物も難しく考えることはありません。
お母様が着物を着て礼を尽くすことで、ご家族やお子様もきっとお喜びになるのではないでしょうか。
卒業式や入学式がご家族の皆様にとって素敵な思い出となりますように(^^)
一級着付け講師・着付師・着物コンサルタント
小川 千裕
HP: 東京 月島の着付け教室・出張着付けサービス 着物サロン~四季~ http://kimonosalon.com
Blog: 着物と和の暮らし https://ameblo.jp/kimonosalonfourseasons/
Instagram: 日々の着物コーディネートと和の暮らし https://www.instagram.com/chihiro_kimonosalon4s/
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2018年2月21日 10:02 am #1109
小川さま
緊張プルプル~^^
大丈夫ですよ~。バッチリ投稿の仕方を読んでいただけて
ありがとうございました。
必要資料きちんと揃えていただき助かります^^
こちらで最終資料の編集作業に入りたいと思いますが
1点。こんなパッと見て比べられる写真が
いれられたらなお分かりやすいかと^^
(ダミーで作ったので写真画像が粗くてすみません)
画像3は並べると少し暗かったので明るく
(今日のスタイルスナップで私も実験してみたのですが、
たぶん、一緒に比べてみた方が分かりやすそうです^^)今回、文章の流れがキレイなので組み立て直しは
大変かと思ってどこに入れられるかな~と拝見してました。なんなら〆カットの前でも。
最後は、マキコさんが編集チェックしてくれるのでご安心ください。
では、タイトルに★最終資料いれてくださいね。(2月課題は撮って大丈夫です)
引き続きレッスンでお目にかかれるの楽しみにしております。
森村
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2018年2月21日 12:28 pm #1121
森村先生
いつもお世話になっております。
お忙しい中、ご丁寧に添削をしていただきましてありがとうございました!比較写真のお話、レッスンの時にもアドバイスをくださっていたのにすみません><;
先生のスタイルスナップも拝見しまして、早速作成してみました^^下記のように編集してみたのですが、大丈夫でしょうか。
変更点:
・画像3は追加したコラージュだけでなく画像3単体の方も暗い気がしてしまい、少し明るくして差し替えました。
・比較写真を帯の説明の前に入れてみました。ちょうど「このように一枚の着物でも、帯や小物を変えるだけで、ここまで印象を変えることができます。」の一文のところだとわかりやすいかと思ったのですが、先生のアドバイスのように締めカットの前の方が流れが自然でしたらそのように変更します^^
何卒よろしくお願い致します。
加藤さま
はめましてこんにちは。準一級クラスの小川千裕と申します。
下記の通り、最終資料を提出させていただきます。
何かとお手数をおかけしてしまうかもしれないのですが、何卒ご指導をよろしくお願い致します。タイトル3案
1 一枚の着物で着回す、お母様のための卒入学式コーディネート
2 【卒業式・入学式】1枚の着物で着回しテクニック
3 手持ちの着物をフル活用!子供の卒入学式の着まわしテクニック普段着物に触れることがない方でも、ご実家やご親戚のタンスには訪問着や色無地などが眠っているのではないかと思います。
敷居が高く思われがちな着物ですが、一度着てみると案外簡単で楽しいです♪ ということをお伝えしたく、この企画を選びました。
何卒よろしくお願い致します。
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「一枚の着物で着回す、お母様のための卒入学式コーディネート」
(扉写真)
東京 月島で「着付け教室 着物サロン~四季~」を主宰しております、着付師の小川 千裕と申します。まだまだ寒い日が続きますが、季節はゆっくりと春に向かっていますね。
もうすぐお子様の卒業式や入学式をお迎えになるお母様も多いのではないでしょうか。(画像1)
お子様の晴れの日に、今年はぜひ着物で式典に参加してみませんか。
お世話になった方々への感謝やお子様への祝福の気持ちが、着物で出席することでより一層伝わると思います。着物というと、決まりごとが多いイメージがあるかもしれませんが、卒業式・入学式で押さえておきたいポイントはたった2つだけ。
* 卒業式・入学式はお祝いの式典なので着物も「礼装」の装いで参加すること
* 卒業式・入学式の「主役はお子様本人」で、「母親はあくまでも脇役」という立場を踏まえて装うこと
この二つのポイントさえ押さえていれば、大きく間違うことはありません^^
着物の基礎知識はこの辺りにして、今回は限られた手持ちの着物と帯を使って、卒業式と入学式の雰囲気を変えて装う実例をご紹介したいと思います。
(画像2)
ピックアップした着物はこちらの薄浅葱色(水色とグリーンの中間のような色)の色無地です。色無地とは、白生地を一色に染めた着物のことを指します。その多くは生地に地紋と呼ばれる柄が織られています。色無地は合わせる帯や家紋の有無により、お洒落着から礼装まで幅広い装いができるのが魅力です。
華美になりすぎないので、今回のように自分が主役ではないイベントではとても便利な着物です。今回はこちらの一枚の色無地に雰囲気の違う二本の帯をそれぞれコーディネートしてみました。
01: 卒業式
・黒地に鶴亀や宝尽しなどおめでたい文様が描かれた格調高い礼装の袋帯
・グリーンベースで揃えた礼装用の帯揚げと帯締め02: 入学式
・白地に花車の華やかな礼装の袋帯
・桜色と黄緑のグラデーションが入った礼装用の帯締めと帯揚げ今回はこちらの色柄をチョイスしましたが、卒入学式の着物や帯は、「必ずこの色や柄でなければいけない!」という決まりはありませんのでご安心ください^^
【卒業式コーディネート例】
(画像3)
まずは卒業式のコーディネートです。
卒業式が行われる3月はまだ少し肌寒く、光の質も入学式とは微妙に異なります。また、喜びいっぱいの入学式に対して、先生方、友人、後輩たちとの一時のお別れの場でもあります。
お世話なった方々への感謝と尊敬の想いを、シックで落ち着いた黒地の袋帯で表しました。手元のクラッチバッグも黒で色を統一しています。
卒業式では、洋装のお母様方も黒やグレーのフォーマルスーツが多い印象です。
洋装の方とも色合いを合わせるようにすると着物でも場の雰囲気と馴染んで落ち着きますね。【入学式コーディネート例】
(画像4)
たった数週間の違いではありますが、卒業式とはうって変わって、日の光もより暖かく、穏やかな春の気候になっている4月。
入学の喜びと新しい出会い、期待に胸を膨らませる入学式には、お母様の装いも明るい華やかな色柄が似合うと思います。卒業式と同じ色無地でも、帯を明るい色に変えるだけでガラッと雰囲気が変わりました。
帯締めと帯揚げ、伊達衿にも桜色を取り入れてみました。(画像5)
このように一枚の着物でも、帯や小物を変えるだけでここまで印象が変化します。
もし帯を複数お持ちでない場合も、帯締め一つ、バッグ一つからでもイメージチェンジできるので、もしよかったら取り入れてみてください^^(画像6)
卒業式・入学式のどちらも帯結びは写真のような「お太鼓結び」が一般的です。
こちらは礼装の袋帯で、お太鼓の部分が二重になった「二重太鼓」というおめでたい結び方になっています。卒業式や入学式だけでなく、お宮参りや七五三などの子供が主役のイベントでは、控えめな「色無地」や、遠目では無地に見える「江戸小紋」はとても重宝します。
子供が主役の場面で、お母さんの方が目立ってしまうと、なんだか落ち着かないですよね(汗)
【卒入学式で着られる色無地以外の着物】
(画像7)
今回は色無地をピックアップしましたが、同じく礼装の訪問着や付け下げ、江戸小紋でも問題ありません。
箪笥に眠っているご家族のものでも構いませんので、ぜひこの機会に着物を活用してみませんか。着物をお持ちでない場合でも、今は1万円前後で草履やバッグまで揃った一式レンタルのサービスもあります。
「着物レンタル+地域名〇〇」で検索するとたくさん出てきます。また、着付けサービスのみを利用する場合は、お近くの美容室か、着付師を手配する方法があります。
「出張着付け+地域名〇〇」で是非検索してみてください。出張着付けの場合は着付師がご自宅まで出張するので、重い荷物の移動もなく、忙しい朝も安心です^^
卒入学式の日は予約が集中しますので、お式の日程がわかり次第お早めにご予約されることをお勧めします。(画像8)
このように基本的なポイントを抑えていれば、式典の着物も難しく考えることはありません。
お母様が着物を着て礼を尽くすことで、ご家族やお子様もきっとお喜びになるのではないでしょうか。卒業式や入学式がご家族の皆様にとって素敵な思い出となりますように^^
一級着付け講師・着付師・着物コンサルタント
小川 千裕HP: 東京 月島の着付け教室・出張着付けサービス 着物サロン~四季~ http://kimonosalon.com
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